私のパソコン歴は、富士通のワープロ専用機OASYSから始まり、その後はLotus1-2-3でした。Lotus1-2-3に慣れたころにExcelになって、わずかな操作の違いに苦しめられました。パソコン通信は電話回線からです。
Windows パソコンを使った最初はWindows3.1でした。
① Windows 3.1 ② Windows 95 ③ Windows 98 ・・・
⑥ Windows XP ⑦ Windows Vista ⑧ Windows7
Windows3.1のノートパソコンを使って、私の属したセールス部門の事務の合理化を企画しましたが、風呂敷を広げすぎて、3.1の能力の限界で挫折しましたが、企画内容は評価されました。その後、国内のセールス部門を統括する事務管理室が作られて、必要に迫られた仕事をWordやExcelを使い何とか処理してきました。
PCクラブに縁が出来たのは、視覚障碍者が音声で本を読むことが出来ることを知ってからです。
しかしその頃の音声化ソフトの能力不足で、メモ帳にテキスト文に書き換えている作業をみて、この仕事なら当時から使っていた、OCRソフトが使えるということで、一手に引き受けました。このことによって福沢諭吉の著作をテキスト文にすることや、鳥類の著作や鳥類大辞典をテキスト文にすることを行いました。
パソコンを取り巻く環境は、Windows7、8、8.1さらに10へと革新の速度がとても速いです。あさおPCクラブのサポーターも新しいものについての勉強も必要です。
スマートホンやタブレットも視覚障害者が使えるようにソフトウエアも充実してきます。
皆さん初めまして、あさおPCクラブ会員のKです。
最初に軽く自己紹介をします。私は、川崎生まれの川崎育ちです。今は麻生区に住んでいます。
私は、中途の視覚障害者です。
私は、自分がまさかこのような事になるとは考えもしませんでした。
今から5年前にはまだ病状も軽く、仕事をしていました。その後、病気が進行してしまい、こころざし半ばで、仕事も続ける事が出来なくなりました。
この先の生活の心配や、自分の人生はいったいどうなってしまうのかと、悩み続けました。
そんな時に知人からあさおPCクラブを紹介され、入会しました。
私は、パソコンの知識などなかったけど、クラブでサポーターの方々にとても親切に指導して頂き、とても感謝しています。
なので、このような会があると言う事を、もっともっと世の中の人に知っていただけるように発信して行きたいと思っています。
ぜひ、皆様にも賛同していただき、障害者にお力を貸して頂ける事を願っています。
まだまだ、このような活動は余り知られていないと思います。サポーターやボランティアの方も、いまだ充分だとはいえません。
なので、このような活動に参加して頂ける方が一人でも多く集まってくれるようにこれからも頑張って行きたいと思っています。
今から約一年半前、川崎市盲人図書館(現、川崎市視覚障害者情報文化センター)主催によるパソコンボランティア講座が開催される事を偶然知り申込する事としました。以前より誘導ボランティアをしている関係で、そのメンバー間の連絡等にパソコンも使っており、視覚障害者の方もパソコンを使いこなしている様子に素朴な不思議さと驚異を感じていて、はて、それはどの様な仕組みになっているのか??が講座申込の動機でした。せいぜいメールをやり取りする程度のパソコン知識しかない自分にとって、講座は難しい内容でしたがなんとか終了する事が出来ました。
しかし、講座で知り得た内容は視覚障害者向けパソコン操作のほんのさわりの部分のみで、現実に役立つ知識-操作を習得するには実習の現場で身に付けるしかありません。ご承知のようにパソコン操作は常に身近で使っていないとすぐ忘れてしまうものなのです。幸いな事に、同講座で席を同じくしていた「あさおPCクラブ」の方からお誘いを受け仲間に加えさせて頂く事になりました。
毎月2回開催されるパソコン教室ではサポーターとして視覚障害者の方々と悪戦苦闘の日々ですが、さまざまなテーマをメンバーの皆さんと一緒になって勉強し解決していくのはとても有意義な一時です。やってみたい事が出来た時は、それは素直に嫌しいものです。まだまだ日々勉強の駆け出しパソコンサポーターで操作も解らない事だらけですが、皆様のご要望を良く聞きながら。一緒に焦らず少しずつステップアップしていけたらと願っています。
IT時代、情報端末を駆使して様々な世界とコミュニケーションを図る事は人々に大きなパワーを与えてくれます。本を読んだり、好きな音楽を聴いたり、インターネットを介して多くの知見にアクセスして知識を深めたり、遠く離れた仲間とコミュニケーションが出来れば楽しいこと請け合いです。パソコン操作を習得するにはほんの少しの忍耐力が必要ですが、その先にはきっと素敵な世界が広がっています。皆様、これからも一緒に勉強しましょう。
初めは退職時に、息子が送ってくれたディスクトップのパソコンでした。
先生について楽しく学びはじめました。インターネットで知りたいことは何でも教えてくれるパソコンは、一人暮らしの私には友達のようなものでした。
でも、そんな日々は長く続きませんでした。持病の緑内障が進んでしまい、手術のための入退院を繰り返すようになったのです。
そして、69歳の秋の手術で事故がおこりました。それまで見えていた右目が、一瞬の間に真っ暗になってしまいました。そして3ケ月にわたる入院や手術の甲斐もなく、その年の暮れに介護保険のお世話になる視覚障害者となり退院したのです。
やがて夏になり、外出支援センターのお世話で視覚障害者福祉協会麻生支部に入会して、そこで、音声パソコンの教室があることを教えてもらいました。
これから生きていくためになにかをしたいと思い、入会させていただきました。しかし、70の手習いで見えないもどかしさ、手さぐりのキー操作の難しさに何度もくじけそうになりました。
でも、そんな私にも先生方は新しいパソコンが使用可能になるまですべて面倒をみてくださいました。そして優しく時に厳しく教えてくださいます。
送迎してくださるヘルパーさんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで、2年半が過ぎました。
この頃は、メールも少しできるようになり、ユーチューブで時々落語や音楽を聴いて楽しんでいます。
最近、点字も習いはじめました。
さんざしや情報文化センターのデージーも楽しみで、日々が過ぎるのがとても早いです。
覚えるのが遅くて、忘れるのが早い私です。最近こんな川柳を作りました。
「忘れない 思うそばから 忘れてる」
こんな半端な私ですが、これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。
もうすぐ67歳になります。外出するときは若者ぶってイヤホンを耳に付けWALKMANを持ち歩きます。
家では3,500万曲聴き放題の音楽配信サービス「GooglePlayミュージック」をパソコンに登録して、朝であればオススメリスト「心地よい目覚め」の曲を聴きながらコーヒーを味わいます。
「PCあさおクラブ」には音楽が大好きな会員がたくさんいます。WindowsMediaPlayerで音楽CDを再生しパソコンに取込む、YouTubeで検索しフリーソフトを使ってダウンロードする、そしてポータブルプレーヤーに保存します。画面読み上げソフトでマウスを使わずキーボードとショートカットキーだけで操作していきます。もともと音楽にほとんど縁が無かった私ですが、パソコン操作をサポートしているうちに私自身が音楽を楽しむようになりました。
聴く映画シネマ・デイジー、電子図書、ネット落語、オーディオドラマ、グルメ、囲碁など「PCあさおクラブ」会員のパソコンの楽しみ方はほんとうに多彩です。サポーターとして活動するなかで、私のシニアライフがすこしずつ豊かになっていきます。
あさおPCクラブには、2013年に偶然ご近所の方の橋渡しがあって入会しました。
最初見学にいったとき、明るい研修室で会員が皆一緒に楽しそうに学んでいる様子をとても素敵に思いました。
会では、勉強会のお知らせや各会員が希望する勉強内容の連絡などに、メーリングリストが活用されていました。勉強会では、会員が予めメーリングリストで知らせた希望の勉強内容に、サポーターの方々がこまめに対応されていました。会員に付き添われて来られているガイドヘルパーさんも皆顔見知りで、とても和やかな雰囲気でした。
いまこのような会がある事をもっともっと皆が知ったらよいのにと、つくづく思います。
音声で情報を得るツールが使えると、目の不自由な人の生活は一気に拡がります。
勉強会はいつでも自由に見学できます。たくさんの方に賛同していただき、活動にも参加していただけたらと思います。
この会に入って、私は夢だった電子出版にトライしました。サポーターの方々の力をお借りしながら書きつづけ、この夏に出版することができました。海外での生活をまとめたものです。まだドキドキしていますが、とてもうれしいです。家族や友人たちも喜んでくれました。
はじめ、私はほとんどテキスト文を書くことしか出来ませんでしたが、この会に入っていたから出版まで漕ぎつけられたとつくづく思います。
一般的に男性は左脳に優れており、パソコンを論理的、科学的に、解明するのは、右脳の優れている女性よりも得意であると言われています。しかし、この会は視覚障害者の半分、サポーターの半分が女性です。パソコンと取り組んでいる姿はまるで、優秀な理系女子達の勉強会のようです。この頭の悪い私も理ケ女にあこがれ視覚障害者の隣に座り、楽しくお話し(?)をしたり、目のかわりを、続けて10年以上になりました。
では、最近の「あさおPCクラブ」の活動を少しご紹介します。新しい会員も増え、互いのメール送受信はもちろん、Excelを使ったり、インターネットで、ホームページを検索したり、YouTubeで、落語や、音楽をたのしんだり、MUでラジオを聞いている人もいます。また、iPadを使うのが得意な人もいます。
みなさんがそれぞれやりたいことをしながら楽しんで活動しています。
サポーターの目的は、視覚障害者が自立されるのを、お手伝いすることです。できるだけ「口は出すが手は出さない」をモットーに、それぞれの会員が、ご自分の手を使って押して、引いて、たくさん失敗もして、体験されることが、自立につながると思っています。
私があさおPCクラブに参加して10ケ月が経とうとしています。
6年前までパソコンを使った仕事をしていました。1日中パソコンに向かって仕事をしていたので人とのコミュニケーションが得意ではないのですが、パソコン関連でなにか参加できる事はないかと思い、沢山あるボランティア活動グループの中であさおPCクラブに参加させてもらいました。
参加させていただいてからある日ふと思い出したのですが15年ぐらい前に亡くなった私の祖母は目が全く見えなかったという事をです。
私の祖母はずっと家の中にいて外に出てなにか活動をするという事はありませんでした。
祖母の事を思い出してからは更にあさおPCクラブに参加している方々はアクティブで勉強熱心でチャレンジ精神がいつもあり凄いと感じます。
そして一緒に勉強していていつも感じるのですが記憶力がすごく良いという事です。前回使ったショートカットキーをよく覚えているのでビックリします。
私は昔から新しい事、勉強したことはノートにとってそれを見返しながら覚えるタイプです。だから言われた事は忘れるので必要だと感じたらメモ等をとります。
勉強会でも操作したキーをすぐに忘れるので常にメモをし、メモを見ながらやっているという次第です。
こんな私ですから人の名前を覚えるのが遅く、しかもいつまでたってもよく呼び間違えます。
そんな時は「失礼な奴だ!また呼び間違えて!」と怒らずに「Hさんまた間違っているよ、もう仕方ないなー」という気持ちで訂正してください。
色々苦手な事もありますが、苦手な事はみなさんに甘えながら、自分の出来る事で少しでもお手伝いできたらと思っています。
是非これからもよろしくお願いいたします。
私があさおPCクラブに入会したきっかけは、所属している川崎市視覚障害者福祉協会麻生支部の会計を担当することになったことです。
以前からパソコンは使っていましたが、ほとんどワープロ機能が中心で、時折インターネットを使う程度でした。
このような私が会計になったことで、今まで使ったことのないExcelを覚える必要性が生じ、Excelが少しでも使えるようになればと思い勉強をはじめました。
わたしはMacユーザーです。はじめExcelというソフトを使うにあたって、WindowsもMacも操作上それほど違いはないと思っていましたが、表示画面やツールの位置などが少し異なることを知りました。教えてくださる方もMacに戸惑われた様子でしたが、わたしのパソコンを少し操作することで、直ぐMacでの使い方に慣れて、操作の仕方を教えて頂くことができました。
PCクラブの時間には、課題としてある「小遣い帳」を作る事を通じて、表の作り方、文字の入力、簡単な計算などExcelの初歩の初歩を具体的に教えて頂くことができました。お陰様で会計の役割を無事にこなすことができるようになりました。わたしが今回勉強したExcelについては、以前職場でも研修を受けたことがありましたが、日常的に使う機会がなかったため、せっかく勉強した内容が無駄になってしまったという苦い経験があります。勉強した内容はその場だけで終わらせず、日常的に使うことで、本当に自分の力になることを実感しています。
会に参加して感じたことは、会員各々が、インターネット検索でサピエ図書を開いている人、音楽やニュース、ラジオを聴いている人、iPod touchやiPhoneの使い方を習得している人など、自分の趣味や生活をより豊にしたいという目的を持って、勉強していることです。
会員のニーズに答えるように、サポーターの方々が一人一人の個性に合わせ、学習したい内容について具体的に教えて下さることに心から感謝しています。
私はさんざしの会員ですので、福祉まつりの時にあさおPCクラブの部屋を覗いたことがありました。メールを打つと音声で読み上げたり、スキャナーが本を読んだりと、素晴らしい技術にびっくり。「さんざしの仕事は今に不要になるのでは?」と思ったことを、覚えています。
ボランティア基礎講座で、あさおPCクラブについて学び、体験参加をした時、NetReaderやVoicePopperの操作などを覚えられず、サポーターなんてとても無理だと思いました。でもクラブ紹介に「サポーターのための勉強会も適宜行います。あなたも、サポーターになられ、一緒に勉強しませんか?」と書いてあるのを見つけ、その気になって入会しました。会員の方は、名刺や表を作成したり、音楽を聞いたり次々に技術をマスターしていらっしゃいます。私はまず、iPodTouchをお借りし、サポーターや会員の方に教えていただきながら、音声で使う練習をしました。ダブルタップ、スワイプ、フリック等、カタカナを覚えながら、2本指、3本指での操作は難しく、あちこち押しているうちに、画面は真っ暗になり、そのままお返しして直してもらいました。今は自分のスマホで、練習中ですが、先日も読み上げがカエルの声のようになり、サポーターの方に直していただきました。今は、会員の方の熱意に刺激を受けながら、スマホのサポーターを目指しています。
私は小学校5年生の時に、突然右目の視力が1.0から0.2に落ち、矯正も効かなくなりました。左目も悪いので、眼鏡やコンタクトレンズを使用しています。メガネは私にはなくてはならない物です。最近、「オトングラス」や「オーカムマイアイ」など音声で伝える画期的な機器が開発されましたが、私の眼鏡と同じらい役立つことを願っています。技術がどんどん進歩することにわくわくしますね。
さいたさいたさくらがさいた
今年は桜が早いよ、桜の木をみるといまにも花が開きそうなつぼみのふくらみがはっきりとわかります。そうした日、私はパソコンクラブ「あさお」に入会したく申し込みました。私は84歳。「Sさんところでなにがやりたいの」厳しい質問です。でも私は日頃おもっていたとおりのことをいいました。「さいたさいたさくらがさいた」って書けたらうれしいじゃないですか。
パソコンを半年間という条件で貸してもらいました。ABCDEFG、ABCDEFG、馬鹿の一つ覚えでなんでもいい、Aのとなりはなーに、Yのとなりはなーに、Qはどこにあんの、Cはどこにあるの、ひとつひとつ指先で覚えました。ABCDE、あいうえお、こんにちは…、そんなことはいつまでも続かないのでひとつ考えました。歌を歌いながら歌詞をかけば文章になるじゃない。
♪今宵出船か お名残り惜しや 暗い波間に 雪が散る♪いいねー文書がかけたねー「さくらがさいたさいた」とおなじ気分でうれしいね。うれしいだけじゃなくて、それを打つのがたのしくてついついパソコンの前にすわります。文書がかけるということが嬉しくてなりません。なぜ書きたいか、素直にすぐ出たのは激励大会の22年、そのときに原稿なしで一生懸命語りを覚えました。前支部長さんに「考えてみな、やってみないか」、これがきっかけで舞台にたちました。
立ったときの緊張感、浴衣を着て舞台の上に立って柿の木が育ったと 大きく育ったねーと上を見たとたんにライトが目に入って頭の中が真っ白。でも終わりまで皆さんちゃんと聞いてくれました。最後のときには固睡をのんで聞いてくれている顔が見えないはずなのに目の裏に大勢いることを確認しました。息をのんで聞いていただいたあの興奮がその後さんざしさんに語りとして毎年録音してもらうようになったきっかけです。
旅行で「Sさん、歌でも語りでもいいよ」、今年は支部長さんから声がかかりました。「書けたらなー」という部分がいつもつきまといますが、記憶でやるしかない、見直しができない、追加で文書を変更することができない。そうした中でやってきた語りが今度はパソコンで文書がうてる。まだまだ自分の文書ではないですが、歌の歌詞がちゃんと正確に打てる、打った後がちゃんと記録されて次のときには音声で読み直してもらえる、読み直して間違いを聞き直す、というよりも読み直すたびに嬉しくてワクワクします。こうした楽しみがまた一つ増えそうじゃなくて、未熟ではあってもたのしい時間、ウキウキする時間ができたというだけで大満足です。まだ始まったばかりなので終わりという言葉は使いたくありません。
ご期待を乞います。一生懸命やります。
あさおPCクラブに加わってようやく2年目を迎えた新人ですが、高齢の順位では結構な位置にいます。川崎市に転居して3年目、地域とのつながりが全くないことに不安を感じ、ボランティアのグループを検索してこのクラブを発見、参加をお願いしました。後年に視力を無くした知人と、杖に取り付けた超音波発信機と音響センサーからの信号を、障害物の位置に対応した音に変調して、ヘッドフォンに出力するシステムの開発に取り組んだ知人がいた(開発の成果は聞こえてきませんが)ことも背中を押しました。
画面表示とマウスに頼った、安易なPC操作しかできなくて、サポータとしては全く無力でした。ショートカットキーを少しずつ覚えているところですが、新規記憶能力が劣化している高齢者として、覚えが悪く、未だに使えるキー操作はわずかです。ですから勉強会の前になると、質問されたら困るな、と大変不安で、登校拒否したい気分です。
それでも、ショートカットキーを覚えることで、私自身のPC操作が、マウス操作オンリーよりずっと楽になりました。この年になって、新しい知識を勉強する機会を得たのが何よりうれしいことです。
70過ぎの一人住まいの老人です。6年くらい前から目が悪くなり生活に困るようになりました。点字を習いに行きましたが、なかなかこれが難しく頭で覚えられるのですが指が動いてくれません。その間に視覚障害者パソコンクラブの話を聞き入会しました。しばらくはパソコンクラブのパソコンを借りて自宅にも持ち帰り練習しましたが、読上げしなくなったり電源が切れなくなったり、いろいろトラブルの連続で苦労しました。強制終了という手段があることを聞きそれで何とかクリアすることもたびたびでした。その後、自分でパソコンを購入し練習しましたが、月2回程度の勉強会ではなかなか覚えられず月日がたつばかりで上達しません。
そのうちに、カラオケの歌詞や皆さんの名前など徐々に打てるようになりました。現在はキーボード操作をほぼマスターし、パソコン日記をつけるのが日課となっています。今日一日の出来事、買い物したこと、出会った人たちのことなどを綴っています。私の目標であるメールとホームページの閲覧もほぼできるようになりつつあります。PCクラブの皆さん、サポートの皆さん今後もよろしくお願いします。
二年半前、あさおPCクラブの勉強会に参加して、目にハンディのある方々が、パソコンをどのように操作するかを初めて知りました。画面上の文字を読み上げるスクリーンリーダーで、音声を聞きながらキーボードを操作して、文を書き、メールをやりとりし、表計算ソフトを使いこなし、インターネットの海を渡ります。キーボードには、凹凸のついたシールが貼ってあり、弱視の方は画面も見ながらマウスとキーボードを操りますが、全く見えなければマウスも画面も不要。
スマホを使う方も増えました。ツルツルの画面で操作するのは難しく思えましたが、画像や文字の読み取り、YouTubeやLINEなど、記憶と勘と慣れとで操作法を身につけ、コロナ禍のいま、Zoomでセミナーや朗読劇を楽しむ方もいます。
インターネットが普及し始めた頃、ワープロやデジカメや冷蔵庫やテレビで、ネットや電話ができたらいいのにと夢想しました。テレビの地上波がデジタル化したとはいえ、パソコンのほうがまだ万能感はありますが、いずれ、スマホやデジタル家電が、バリアを越えた豊かな世界を提供するでしょう。
初めてのパソコンやスマホ、どうしても次の操作に進めない、画面のどこに何があるかを知りたい、この機能はマウスでしか操作できない、そんな時、晴眼者の目が必要となります。
私は、今から31年前に50歳で、網膜色素変性症が進んで全盲になりました。東京都身障センターで、職場復帰のリハビリテーションの一つとして、開発されたばかりの、視覚障害者用ワープロを習いました。このパソコンシステムを会社に持ち込んで、定年の60歳まで周りの人達の援助を受けながら、なんとか務めることができました。
その頃は、インターネット通信が広がり始めた頃でしたが、専らワープロのみで、仕事をしていました。
川崎市に13年前に引越し、視覚障害者協会の講習会で、携帯電話のメールを教えていただき、メールが非常に便利であることを知りました。
パソコンで、メールを勉強して使おうと思い、「あさおPCクラブ」は、飲み会もあって、楽しいですよ、との囁きもあったので、この会に10年前に入れていただきました。この会では、専門的な仕事をされていた優れたサポーターがおられますので、迅速、且つ適切に教えていただけますが、受講生の中にもとても優れた人がおられて、良い雰囲気で勉強会が受講できます。
私がとても良いと思うのは、メーリングリストにより、会の連絡や、勉強会の内容、メールでの質問のやり取りが、良く判ることです。
私は、最近、勉強会に欠席ばかりしていますが、未だスマホやオンライン会議などのやり方が判っていません。このメーリングリストでの情報を参考にして、やらねばならない事の参考にしています。これが、この会を今も、続けている理由です。
10年位前の事です。新聞で『視覚障害者のサポーター養成講座受講生募集』の記事を偶然見つけ参加してそこでこのクラブを紹介して貰いました。
文章読み上げソフトをインストールしたPCを使用して視覚障害者の方々のPCを使い易くしているのですがそのお手伝いをするのがサポーターです。
サポーターの中にはPCの達人が何人もいらっしゃいますが「一応メールやワードの経験者」程度でもはじめての参加者には「FとJのキーを触ってみて下さい少し出っ張ってますよね」というところから始まるので一緒に学んだり又勉強会の会場予約や福祉祭りのお手伝いなどの仕事もあります。
最近はコロナのせいで「密」を心配する方も多いと思いますがズームを利用する事も始めたのでので自宅にいても参加が可能になりました。
サポーターを募集しています。これを読んで少しでも関心がある方は取りあえず見学にいらして下さい。お待ちしています。
新型コロナ緊急事態宣言もようやく解除になり、人々の社会、経済活動が活発化し、まちが少しつつ動きはじめており、あちらこちらで音楽や笑い声が聞こえる今日この頃です。PC教室も半年振りに再開となり、久しぶりに皆様とお顔を合わせることができるようになり良かったと思っております。
さて、私は40歳の頃、網膜色素変性症と診断され約30年間が経過しましたが、現在では明暗と一部がぼんやりと分かるという目の状況にあります。
こうした中、鬱々とした日々を過ごしていた折、通っているリハビリ教室の先輩の方から、このパソコン教室へのお誘いを受け、重い腰を上げて参加することとなりました。最初はパソコンもロクに出来ない私には果たしてついてゆけるのかどうか、不安な面もありましたが、先輩方とのやりとりにより何とか気持ちだけはついて行こうといったところです。
とはいうものの実態はまだまだこれからということですので、引き続き皆様のご指導を仰ぎながら少しつつ着実に歩んでいきたいと考えております。
いづれにしても、私ども目の障害者にとっては、いろいろな活動に参加することを通じて、障害者同士をはじめ、同行支援をして下さる皆様なども含めた、人と人との諸交流を通じて、心のバリアーを乗り越えていければよいと思ってます。